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「イスラーム世界の少年愛」
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■文学と法学

文学は、美少年へのそれを含む愛に魅惑されるイスラーム文化のあり方を反映する。イスラーム文学史上の全てとは言わないまでも、そのほとんどにおいて、愛はまさしく愛であったのである。ウルドゥー語詩人ハズラト・モハーニーは「愛は全て無条件によし」というRalph Russell, ''The Urdu Ghazal--A Rejoinder to Frances W. Pritchett and William L. Hanaway,'' Anual of Urdu Studies, p.98。恋人たちはこの文脈において殉教者であり、英雄と考えられた。恋人たちの狂気、不合理、忘我、そして常に乾ききりいずれ死に至る願望、欲求は、「イシュク」として現れ称賛されたのである。アラビア語の俚諺に言う。「イシュクは愛する者以外、全てを焼き尽くす劫火である」とShamsur Rahman Faruqi, ''Conventions of Love, Love of Conventions: Urdu Love Poetry in the Eighteenth Century,'' unpublished paper, 2001。

少年愛の主題は散文にも多く現れるが、文化に最も多くの印を刻んだのは一貫して詩・韻文のジャンルであった。このトポスはイスラーム期のイベリア半島から北インドに及ぶものである。イベリア半島では、たとえばイブン・ハズムの「鳩の頸飾り」、エジプトではシャムスッディーン・ムハンマド・イブン・ハサン・アル=ナワージーの「ガゼルの草原」、バグダードではアラビア語詩人でも第一に名の挙がる「恐るべき人の子」アブー・ヌワースや、ペルシア語ではサアディーの「薔薇園(ゴレスターン)」、北インドのウルドゥー語詩ではミール・タキー・ミールやミールザー・ガーリブなどがいる。

預言者のハディースおよび法学上の学者たちの議論のなかにも、少年愛の慣行を言明して規制するものがある。シーア派のテクストでは男性が「少年との性的交渉を持った場合、少年が未成年であろうとも男性による少年の母、姉妹、娘との婚姻は違法である。また少年との性交に先立って、先述の女性らのいずれかと婚姻関係にある場合については婚姻関係に影響を及ぼすものではない。しかし、このような関係は避けるべきである」とある。また未成年者との関係についても言及し、行為者が成年男性であり、被行為者が未成年である場合は、適法ではないという明確な見地から好ましからざることであるとされる。またこのさい行為者の娘、兄弟姉妹は被行為者に対する責を負うことはない」Ayatullah Al-'Uzma Al-Sayyid Muhammad Al-Husayni Shirazi, ''Islamic Laws of Worship and Contracts,'' p. 614, CR #1259。

スンナ派でもこのような慣行に関して言及がある。四大法学派の一つマーリク法学派の創始者マーリク・イブン・アナスによれば「アムラード(青少年、髭のないもの)と性交は、未婚あるいは旅にある者についてはよい」Hesaam Noqaba'i, Hoquq-i Zan, pp. 126-127とされる。

ハディースには非常に厳格なものもある。アブー・ダーウードの伝えるスナン(スンナの複数形)によれば「少年との同性愛関係をもった者。行為者、被行為者とも死」とするハディースがある。


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◆目次

イスラーム世界の少年愛とは
文学と法学
諸地域における少年愛的要素
 中東
  イラン
  オスマン帝国
 アルバニア
 中央アジア
 ムガル朝
スーフィズムにおける少年愛の要素
近代の抑制
参考文献
脚注
関連項目

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