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「イ・モーディ」
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■古典的手法

さまざまな要素が、これらの版画を古典的かつ学究的な上品さに包むのに用いられている。

*絵画は名目上、古典的な物語や神話から性行為をしている恋人たち(例えばアントニウスとクレオパトラ)あるいは夫婦の神(例えばユピテルとユノ)といった有名なカップルを描写し、それに見合った題名をつけられた。次の絵画が関連している。
**彼らといつも一緒に描かれる物を絵の中に描くことで、彼らを描いた作品と判定される。たとえば、
***クレオパトラの食事、左下
***アキレウスの盾と兜、左下
***ヘラクレスの傍らに彼の獅子の皮と棍棒
***マルスと彼の甲冑
***羊飼いをしているパリス
***葉の着いた蔓の冠とブドウ(右下)を持っているバッカス
**彼らが登場する最も有名な神話や歴史的な出来事を参考にしたもの
***マルスとウェヌス - ウェヌスの夫ウルカヌスが彼らを捕らえるために設計した網の下
***アエネアスとディードー - 『アエネーイス』の『Book 4』で洞窟内での彼らの性交が言及されている
***テセウスがナクソス島のアリアドネの元を去り、バッカスが彼女を見つけて結婚したテセウスが乗った船が去っていくのが、右上、水平線上に見える。
***大ユリアの多方面での不倫
***Juvenal の『Satire VI』であげつらわれたような、メッサリナの売春への関与
**こうした人間や神々の描写における、他のルネッサンスと古典での比喩に使う語句tropeは以下のようなものがある。
***マルスの黒髪および日に焼けた肌と、彼の相手のウェヌスの日焼けしていない白い肌および金髪との間の対比この比喩的に使った語句(trope)は、古典的な美術においてはまったく存在しなかった - フレスコ画と多彩色の彫刻作品において、ウェヌスは常に色白だったが、その髪の毛は茶色から最後には金色まで変化することがありえた - しかし中世およびルネッサンス期の美術に起因した修正がされた(たとえばボッティチェルリの『ウェヌスとマルス』)。
***ユピテルのたっぷりとしたた顎髭 tropeは、古典的、および、ルネッサンスの出典から写した。
*口絵の図画は、標題にも書かれているウェヌス・ゲネトリクス であり、愛/欲望の女神ウェヌスの証拠となる形容語句。その名の下では彼女は愛/欲望の女神というより母なる女神であった。古典の出典元にあるように、女神は全裸で、鳩によって引かれる2輪戦車が描かれている。
*描写されるこうした肉体は、当時有名であった古典的彫像から明らかに影響を受けていることを表している。たとえば、
**男性の過剰なほど筋肉のついた胴体と背中または、例1あるいは例2の場合は、伝統的な彫刻の中にみえる女性の先例がたとえあったにしてもほとんどないにもかかわらず。(ラオコオンとその息子たち 、ベルヴェデーレのトルソ、そしてファルネーゼのヘラクレス といった彫像に基づいて描いた)。エロチック・アートにおける(男性の性的な魅力)もまた参照されたい。
**小さな乳房であっても明らかに女性を定義した( およびクニドスのアフロディテ のような例から描かれた)しかし、伝統的な彫像にみられる実例よりも彼らの腿はしばしば大きく描かれる。
**たとえばウェヌス、ユノもしくはクレオパトラといった、女性の数名の手の込んだ髪型 (これらのような、ローマ帝国時代の上半身の姿に由来する)。
*古代ギリシアの聖域あるいは寺院のような古典的な「舞台装置」において性行為を描写する
*『プリアポスの崇拝』が彫られたputeal(井戸周りの彫刻)の上部の、プリアポスあるいはパーンの像に着いた、大きく勃起したファロスは、この時点で考古学的に発見され始めていた古典的な彫刻と絵画(このフレスコ画のような)の例に由来している。確実な考古学的な例では、通例(いつもではないが)、プリアポスの勃起が、このように彼の胸と平行して立たず異様に大きなペニスが垂れている姿で表現される傾向がある。そしてそれはこの版画では、より大きいか必要以上に大きい精巣に対し重要性が非常に低いことを示す。


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◆目次

イ・モーディとは
オリジナルの版
後世の版
 古典的手法
 古くからの美術との違い
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