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「ゲイ・ポルノ」
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■作品

文字通り、男性同性愛者向けの性的な表現を含む成人映画であるが、監督・スタッフ・俳優などはピンク映画と重なる部分が多々ある。ピンク映画と異なり、男優が主演となる。登場人物はみなゲイかもしくはゲイの予備軍とするのが事実上のルールとなっており、これと濡れ場の回数以外は作品のカラーは監督や脚本家の裁量に任されている。ゲイという独特の縛りがあるものの、環境は主流であるピンク映画と酷似している。

ゲイという条件が設定されているが、いわば「スタート」として設定されているため、ゲイそのものをテーマの「ゴール」とする一般的なゲイ映画とは違った視点を持つ作品やテーマをより深く掘り下げていく作品も多い。また、観客がゲイという当事者であり身近に抱える問題を取り上げる事もあるため、敢えて悲観的にはせず軽く客観的に見つめることができる様に仕上げるなど一般のゲイ映画とは大幅に違っている場合もある。

たとえば、ゲイ・ポルノ初期の作品『ぼくらの季節』は、「ゲイのカップルが赤ん坊/子供を得る」という永遠のテーマを、時代的にゲイである事を隠して生きてきた彼らの父親達を交えながら、1980年代らしい明るいコメディ・タッチで描いている(なお、このテーマは一般ゲイ映画の『ハッシュ!』でも取り上げられており、ゲイ・ポルノにおいても『こんな、ふたり』池島ゆたか監督、1998年、ENKで再度取り上げられている)。

さらにはゲイ・ポルノの裁量の大きさを活用して各種のパロディ作品(例えば007シリーズや『新世紀エヴァンゲリオン』など)やサイコ・ホラー(佐藤寿保監督作品など)、ミステリーなども作られている。ゲイ・ポルノとして初めてのピンク大賞を受賞した『思いはあなただけ~I Thought About you~』はゲイの探偵が活躍(?)するハードボイルド作品である。また、ピンク映画でも活躍している女流監督の浜野佐知作品のようにゲイビデオ並みのハードコアを目指した作品もある。このような作品群は、ゲイ・ポルノが決して社会派映画やポルノといった枠組みに捉われないエンターテインメントを指向している証拠であり、一般のゲイ映画とは一線を画する特徴でもある。

初期には、こうした劇映画のほかにゲイ・シーンを当事者の許可を得て撮影したセミ・ドキュメンタリー作品も作られていた。

またピンク映画同様、単なる成人映画を超えた作品もあり、海外の映画祭や東京国際レズビアン&ゲイ映画祭に出品した作品もある。


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