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「冥王計画ゼオライマー」
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■登場人物

◆秋津 マサキ(あきつ -)
 どこにでも居るような、目立たず大人しいタイプの中学生。14歳の時、父親を病気で亡くす。その後、学校に転校してきた少女・氷室美久に導かれるまま氷室邸を訪れ、“運命共同体”であるゼオライマーに搭乗させられる。
 出撃する度、自分の中で狡猾・残忍なもう一人の自分の存在が大きくなってゆくことに悩むが、ゼオライマーの記憶・人格再生プログラムによって若槻魔沙樹の記憶を取り戻し、己の野望を再び実現すべく美久を陵辱して心身共に服従させる。流れ込んだ膨大な量の記憶により自分は若槻魔沙樹になったと思い込んでいたが、秋津マサキの自我が消えることはなかった。
 氷室博士の死を看取り、「運命から逃れるには、ゼオライマーを自ら葬るしか道は無い」と悟ったマサキは美久と共に、ネマトーダ基地へ特攻を掛ける。
 魔沙樹の野望が潰えた後は、「自分たちが生まれ育ったこの世界で生きたいから」と言い残してゴルシードに脱出を促すと、超次元システムを反転させ、重粒子爆弾のエネルギーを吸収、地球を滅亡から救った。その後は生死不明だが、続編「冥王計画ゼオライマーΩ」冒頭において、前述のシーンの続きとして美久と離れ離れになったシーンが描かれた。
◆氷室 美久(ひむろ みく)
 ゼオライマーの心臓とも言える存在の少女。子宮内に次元ジョイントを装着することで超次元システムの接点として機能する。自分が秋津マサキやゼオライマーと運命共同体であることを、全て運命と諦観していた。次元ジョイントを用いてゼオライマーを自分の元へ空間跳躍させるなど、ネマトーダの技術でも不可能な処置が可能。
 ゼオライマーの頭部光球内に全裸で浮かび、光球内に設置された触手群によって性感帯を責められることでエネルギーを供給する。ゼオライマー活動中の美久は単なるパーツに過ぎず、コクピット内のマサキとの会話も不可能。
 ジョイントが機能している間は、ゼオライマーも美久もマサキも原子レベルにまで分解されようと、次の瞬間には寸分違わず再構成される。逆に超次元システムが機能していなければ、ゼオライマーは並以下のGクラスロボでしかない。
 氷室博士が作成した次元ジョイントは代用品であり、魔沙樹のものに較べて性能が劣る上に耐久性が低く、定期的に交換が必要。サイズもオリジナルほど小型化できず、大きな飴玉ほどである。交換には、ジョイントを子宮内に導く誘導装置を肛門に、先端にジョイントを装着したアダプターを生殖器に挿入する。スムーズに挿入するためには十分なクンニリングスが必要であり、氷室博士が自らこなしていた。またジョイントが戦闘中に故障、胎内から破損脱落した時は、美久は相当なダメージを受けた。
 かつて氷室博士の妻であり、夫の同僚・若槻魔沙樹の愛人でもあったのだが、ゼオライマーの記憶・人格再生プログラムは彼女には対応しておらず、再生前の記憶は失くしている。“魔沙樹”に真実を告げられ、父のように慕っていた氷室博士を妻であった自分が裏切っていたことにショックを受け、“魔沙樹”に籠絡されて道具の如く彼の言いなりになる。
 当初、マサキの存在は“運命共同体”としか思っていなかったようだが、“魔沙樹”との関係の中で次第に“マサキ”本来の人格に惹かれていった。
◆若槻 魔沙樹(わかつき まさき)
 氷室博士の同志であり、Gクラスロボの研究者。
 野心家であり、愛人である美久さえも道具・部品扱いで、邪魔な利用価値のないモノは虫ケラの如く全て踏み潰す卑劣漢。ネマトーダのためでも氷室との共謀のためでもなく、己のためだけに地上最強のGクラスロボを作り上げ、冥王として世に君臨しようと目論んでいた。
 ゼオライマーには自分しか操縦者と認識しないように設定。自分の“頭”が狙われ、洗脳などの処置をされてしまった場合に備え、記憶と人格を再生できる装置をゼオライマーのコクピットに隠した。後に自分自身は殺害されるが、記憶再構成もされず成長した再生体に人格再生プログラムが適用されようとは、思ってもみなかったはずである。
 しかし、最終章ではマサキとは別に、魔沙樹本人が蘇生されていたことが明らかとなった。詳しくはネマトーダ総統の項目を参照。
◆氷室 遼三(ひむろ りょうぞう)
 Gクラスロボ研究者の博士。魔沙樹と共にネマトーダに赴き、世界征服のためのGクラスロボの研究に携わる。
 魔沙樹と共謀してネマトーダを出し抜き、自分達にしか扱えない最強のGクラスロボを作り上げようと目論むが、完成間近に彼と美久の裏切りを知り、偶然の事故を装って二人を殺害する。ネマトーダでの死者再生処置は、中断されれば記憶・人格の再構成が行われないことに着目し、再生途中の胎芽に戻された魔沙樹と美久とゼオライマーを奪うと、ネマトーダを脱出。記憶が白紙状態の二人を手なづけ、ゼオライマーを自分の命令通りに動かそうと考えていたが、助手の秋津に新生児となった魔沙樹(秋津マサキ)を奪い去られる。14年後にようやくマサキを発見するも、自身は既に病魔に侵されており、頻繁に喀血して死を待つだけの身体となっていた。
 氷室邸に住む人間は遼三と美久のみ。ゼオライマーの整備作業などは全て全自動化され、ロボットが行っている。半永久的に作動するオリジナルの次元ジョイントはネマトーダに残されたため、ゼオライマー覚醒のために代用のジョイントを作成した。
 かつての妻の生まれ変わりである美久に対して娘に対する愛情のようなものを抱いており、美久を自身の道具としかみなしていなかった魔沙樹とは違い、自らの性欲の捌け口に使うことはなかった。
 一方、魔沙樹への復讐心は持ち続けており、コントロール装置で次元ジョイントを戦闘中に分解させることで、魔沙樹の生まれ変わりであるマサキを窮地に陥れようと考えていた。だが魔沙樹の記憶にマサキの自我が抵抗して苦しむ姿を見てジョイント分解を思い留まると共に大量喀血し、断末魔の中で妻への想いを巡らせながら、息を引き取った。
◆秋津助手
 氷室遼三の助手。氷室博士と共にネマトーダ基地を脱出するが、ゼオライマーが何であるかを知っていたためにその覚醒を恐れ、新生児となった魔沙樹を奪うと密かに氷室の下を去る。
 病の床でゼオライマーの覚醒に怯え、「氷室博士」と「ゼオライマー」という謎の言葉を息子のマサキに残したまま、息を引き取る。
 魔沙樹からは「無能」「臆病者」などと揶揄されているが、マサキはゼオライマー復活阻止のために赤ん坊である自分を殺す選択肢があったのに、それをせずに育ててくれたことを感謝されている。
 宿業を背負った息子を健全で優しい心根の少年に育て上げ、結果的には世界を救うまでに至らせた立役者であり、作者はあとがきにおいて作中でその描写がいささか不十分だったと記述している。
◆ゴルシード
 ゼオライマー奪還を命じられたネマトーダの将軍。打倒ゼオライマーに執念を燃やす。
 初戦で次元ジョイントを持たないはずのゼオライマーにデスパイザーを倒され、「覚醒してしまったとあっては奪還は不可能に近い」と総統の怒りを買う。奪還が無理なら破壊をと、前戦を参考にゼオライマーが戦い辛いであろう街中を戦場に選び、新鋭3機を投入するも、街一つ消し飛ばさせた挙句に敗戦。世界征服作戦の発動を前に、Gクラスロボを4体も失ったことで苦しい立場に追い込まれ、死を覚悟。やがて、強靭な心身でなければ操縦することも適わぬ最新鋭機ローズ・セラヴィーに自ら搭乗すべく、廃人になる可能性も覚悟の上で、生体改造システムに身を投じる。
 善戦するも、切断された腕を丸ごと一本再生したり爆散したコクピットをパイロットごと再生してしまうゼオライマーの前に、ローズ・セラヴィーごと敗北。その際、急に動きを止めて止めも刺さず慌てて帰還するゼオライマーを見て、超次元システムがまだ完全ではないことを見抜いた。時間稼ぎをすれば勝てると計算するも、総統に将軍を解任される。
 総統の命令で建設中のゼオライマーを目撃したり、蘇生セクション担当者からの接触を受けるなど、ネマトーダに対しては疑念めいたものを感じてもいた。
 最終章では蘇生セクション担当者から全てを聞かされ、ネマトーダ総統の正体が若槻魔沙樹の復元体であることを知り、融合に失敗した魔沙樹を射殺する。全てが終わった後、基地の自爆装置が作動する中、マサキに促されて基地から脱出。全てが消失した基地跡を見つめながら、物語は幕を下ろす。
 作中では記述されなかったものの、あとがきの記述によると若い頃に魔沙樹に陵辱されていたことから、彼とゼオライマーに憎悪を抱いていたとのこと。
◆リンガム
 ゴルシードに代わり、ゼオライマーへの対応を任された新将軍。総統からの信用が厚い。
 実は総統の正体が若槻魔沙樹の復元体だと知っており、それを承知しながら忠誠を尽くすことで、総統の信頼を得ていた。
◆ネマトーダ総統
 謎の人物。ちらりと覗く顔の一部から、かなりの高齢であることがうかがわれる。
 14年前に氷室博士と若槻魔沙樹が提出したデータは不完全であったにも関わらず、総統の命令で建造中の新型機は、まさしくゼオライマー。最終章にて明かされた総統自身の正体も、実は蘇生されていた魔沙樹であった。蘇生後、本物の総統を暗殺して成り代わっていたのだ。
 しかし事故の影響で蘇生が不完全だったため、肉体の老化が止まらず激しく老化してしまっている。黒いゼオライマーを建造し、超次元システムを利用してマサキのゼオライマーと統合することで、自分もマサキと統合して若い肉体を取り戻そうと目論んだが、マサキが初めてゼオライマーに搭乗した際、識別プログラムが再フォーマットされ、マサキをパイロットとして登録していたために失敗。死なば諸共と次元ジョイントの自爆スイッチを入れようとするが、ゴルシードに射殺される。
◆ミク
 ネマトーダ総統に成り代わっていた若槻魔沙樹のパートナーを務める、人造生体の少女。容姿こそ氷室美久に瓜二つだが、所詮はダミーに過ぎず、彼女のような人間らしい感情は一切備わっていない。胎内にオリジナルの次元ジョイントを装着することで黒いゼオライマーの超次元システムの稼動が可能となる他、身体そのものには人間の男性との性行為が可能な機能も備えており、日頃は魔沙樹の性の捌け口として用いられている。
 身体は黒いゼオライマーがゼオライマーと融合する際に原子レベルに分解され、オリジナルの次元ジョイントは美久の胎内へ渡る。


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◆目次

冥王計画ゼオライマーとは
概要
漫画版
 ストーリー
 登場人物
 鉄神
 書誌情報
OVA版
 ストーリー
 スタッフ
 主題歌
 各巻タイトル
 登場人物
  ラスト・ガーディアン
  鉄甲龍(ハウドラゴン)
 登場メカニック
  OVA版登場ロボット
  その他のメカ
  OVA本編外の機体
 ドラマCD
幻のサンライズ版

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