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「張形」
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■歴史的用途

#男性が自身の衰えた性機能(勃起力)の代用や性的技巧として女性に用いる
#:勃起機能は男性アイデンティティの根底にあるため、類似する物品は世界各地・様々な時代に存在した。
#女性が性的な欲求不満を慰める道具として用いる
#:歴史的起源が不明なほど古くから存在していたと見られる。本記事の写真のような物は、江戸時代よりしばしば記録に上っており、大奥では女性自身が求めて使用していたと言われる。
#性交の予備段階または性的通過儀礼の道具として用いる
#:性交経験のない女性(処女)には処女膜があるため、地域によっては処女が初めて性交する際に処女膜が裂けて出血することを避けるために、予め張形を性器に挿入し出血させ、実際の性交時には出血しないようにしていたとされる。同様の発想は中世の欧州一部地域で見られ、童貞と処女がまぐわうことを禁忌と考える文化から使用されたとも考えられている。また初夜権のような風習との関連性も考えられる。

これら性的用具の歴史は古く、その起源ははっきりしないが、紀元前より権力者の衰えた勃起能力の代用品として、張形と呼ばれる男性生殖器を模した器具が存在していたとみられる。石器時代には既に、そのような用途に用いられた石器が登場していたと見る説もあるが、処女が初めて性交する際の出血で陰茎が穢れるという考えからそのような器具を使用したとする説もある。

記録に残る日本最古の張形は、飛鳥時代に遣唐使が持ち帰った青銅製の物が大和朝廷への献上品に含まれていたと云う記述があり、奈良時代に入ると動物の角などで作られた張り形が記録に登場している。

江戸時代に入ると木や陶器製の張り形が販売され一般にも使われ始めた。江戸時代には陰間もしくは衆道という男色の性文化が存在し、キリスト教的文化圏と違って肛門性愛に対するタブーが存在しなかったため、女性用だけでなく男性が自分の肛門に用いることもあった。明治に入ると近代化を理由に取り締まり対象となり、多くの性具が没収され処分された。売春そのものは禁止されていなかったために、性風俗店での使用を前提とした性具は幾度も取り締まられながらも生き残っていった。しかし終戦を迎えた1948年(昭和23年)の薬事法改正から厚生大臣の認可が必要となった。そのためそれまで認可されていない性具は販売が不可能となった。そこで業者は張形に顔を彫り込んで「こけし」もしくは「人形」として販売を行なうこととなった。そのため日本の性具は人、もしくは動物の顔が造形されるようになった。そのため形状の似ている「こけし」という名称が使用された。また電動式のものは「マッサージ器」もしくは「可動人形」「玩具」として販売されている。インターネットの発達にともない規制の少ない海外製品も個人で購入できるようになったために、現在では顔のあるものは減ってきており、「ジョークグッズ」の一種として扱われることが多い。


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◆目次

張形とは
信仰の対象として
性具として
 歴史的用途
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