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「萌え」
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■古典的な用法における「萌え」

この節では、日本語の古文の文法・用法における「萌え」を解説する。

古典文法では、「萌え」は、ヤ行下二段活用の動詞である「萌える(萌ゆ)」の連用形である。また語義は「芽が出る」「きざす」「芽ぐむ」を示す。文学的な雅語の文脈などではこの用法で用いられる。

◆古典における「萌え」の使用事例
 * 石ばしる垂水の上のさわらびの萌え出づる春になりにけるかも(志貴皇子、『万葉集』)
 * 春くれば雪の下草下にのみ萌え出づる恋を知る人ぞなき(前中納言匡房、『新勅撰和歌集(巻第十一「恋哥一」)』)
 * 春日野の下萌えわたる草の上につれなくみゆる春のあは雪(源国信、『百人秀歌』)
 * 春雨に萌えし柳か梅の花 ともに後れぬ常の物かも(大伴書持)

「萌え出づ」、「萌え立つ」、「萌え渡る」、「若草萌ゆる」等の派生表現もある。それぞれの意味は「植物が芽吹く」、「草木の芽がいっせいに出る」、「一面に芽が出る」である。

また萌黄色(もえぎいろ、萌葱色とも書く)と呼ばれる色は、葱(ネギ)の芽が出た時に見られる薄青と緑の中間色のことを指す。言い換えれば薄い緑に近い色である。

人名にも「萌」の字が用いられることがあるが、この場合の意味はこの古典的用法としての「萌え」であり、現代的なスラングとしての「萌え」の意味ではない(但し、オタク向けのアニメやゲーム等の登場人物の場合はこの限りではない)。

なお、現代日本語ではこれに由来するモヤシ(萌やし)など一部の成語や雅語、東北の農村の一部でイネの種(種籾)を発芽させることを「萌やす」ということなど除いて、この用法ではほとんど使われていない。


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◆目次

萌えとは
概要
古典的な用法における「萌え」
「萌え」の統語論・形態論
「萌え」の意味論・語用論
「萌え」の成立・普及
「萌え」の社会現象化
萎え
関連項目

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