エロペディア
「萌え」
[1]目次 [2]関連ワード
[0]トップ
■「萌え」の統語論・形態論

「萌え」は古語の用法から推測して本来は動詞の語幹であったが、現在では用法が拡張し、名詞としても普通に用いられるようになっている。さらに形容動詞の語幹や感動詞としても用いられることも珍しくない。

「萌え」を動詞として使う場合、活用はア行下一段活用となり、元来の日本語に存在する「萌える」(「芽生える」の意)という動詞と同一となるが、芽生えるの意の「萌える」は自動詞であり、他動詞的用法で使用されることは皆無だと言える。

動詞「萌える」の意味は、文脈によって微妙に変化する。以下の例文において、「A」を「私、私達、彼」などの人称(主体)、「B」をその対象(客体)とする場合、以下のような形で表現される。

*「AはBに萌える」の場合
**「AはBに萌えを感じる」という、「“萌える”という感情」を指した他動詞に近い使われ方になるが、他動詞では対象に対する能動的な表現(例:「AはBを萌やす」)になり、文法的にも不自然になるため、ほぼ全ての場合において、対象に対する受動的な表現となる自動詞的用法で使用されている。
*「Bは(Aにとって)萌える」の場合
**「Bは萌えを感じさせる」という、「萌える対象」を指した自動詞的用法となる。

ただし、特定の客体(「何に萌えるのか?」という目的語)や主体(「誰にとって萌えるのか?」という修飾語)を明らかにしない用法も多く、「萌える」という概念自体を自立化したものとして扱う傾向も見られる。これは、「泣く/泣ける」や「笑う/笑える」などの情動を表す動詞が、目的語や修飾語の有無を問わないことに類似する。

更に、日本語の常として主語は省略されがちであり、他動詞と自動詞の区別を曖昧にしたまま用いるケースも多い。書籍タイトルなど(『もえたん』など)で多用される「萌える」は、特にそうした用例の一つである。


[4]前へ [6]次へ 
◆目次

萌えとは
概要
古典的な用法における「萌え」
「萌え」の統語論・形態論
「萌え」の意味論・語用論
「萌え」の成立・普及
「萌え」の社会現象化
萎え
関連項目

[5]▲上へ

◆関連ワード


鮎川真理
望月加奈
渋谷りな
あすか伊央
樹まり子
風間麻衣
相原リサ
美波さら
相川るい
田中梨子

[5]▲上へ

検索:
[5]▲上へ
[1]目次
[2]関連ワード
[0]トップへ
(C) 2017 eropedia.jp