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「萌え」
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■「萌え」の成立・普及

「萌え」の起源に関する主要な説は概ね1980年代末~1990年代初頭頃に集約されることから、成立時期はこの前後と推測されているが、「萌え」の現代的用法の成立・普及については様々な説や主張があり、その起源や成立の過程は特定には至っていない。

これは、「萌え」が大筋では当時のネット(パソコン通信)上のコミュニティ、またはそれらと構成人員の多くが共通する周辺コミュニティで発生したものと推察される用語・用法であることから、「成立から流行に至る過程」や「“萌え”という単語の意味・概念」について客観的な根拠や物証、統一された見解を呈示することが困難であり、また、それらが拡散することで世間に認知され普及するに至った状況を分離せず、多数の論者が「個人的に支持する作品やコミュニティにまつわる説」を起源や語源などとして主張してきたため、結果的に多数の説が乱立することになり、この混乱をより複雑かつ面倒なものとしている事も確かである。

出版物の形で発表された著名な起源説としては、オタク評論家の岡田斗司夫が自らの著書において正史として紹介した、NHK教育テレビ番組『天才てれびくん』の枠内で放映されたSFアニメ作品『恐竜惑星』のヒロイン「萌」を語源に求める説(論拠とする「設定上のフルネーム」とされるキャラクター名、及びその起源とした「実在の作家のペンネーム」の双方ともに誤りであり、該当番組のプロデューサー自身が指摘・反論している)と、精神科医の斎藤環が紹介した、漫画・アニメ『美少女戦士セーラームーン』のキャラクター「土萠(ともえ)ほたる」を語源とする説(該当作品の発表年月を検証すると、前説「恐竜惑星」の後に公開された作品のため、この「恐竜惑星」説を退けることができない)の二説が多く語られるところである。しかし、これら著名な二説も、個人的な経験などの独自調査に論拠を求め、結論を論者の個人的な憶測(個人的に支持する作品?)へと誘導するという印象操作の枠から出るものではなく、前述のようにそれぞれの説(主張)に対する指摘や反論も相次いでいる。

なお、「恐竜惑星」起源説については、当該作品の制作サイドの中心人物の一人であった金子隆一が自著において、当該作品の発表以前に既に「萌え」概念は存在しており、岡田によるこの説は事実ではないと主張している金子隆一『知られざる日本の恐竜文化』詳伝社、2007年、124-125ページ。


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◆目次

萌えとは
概要
古典的な用法における「萌え」
「萌え」の統語論・形態論
「萌え」の意味論・語用論
「萌え」の成立・普及
「萌え」の社会現象化
萎え
関連項目

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◆関連ワード


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