この項目には性的な表現や記述が含まれます。免責事項もお読みください。 |
| 漫画ホットミルク | |
|---|---|
| ジャンル | 成人向け漫画雑誌 |
| 読者対象 | 男性 |
| 刊行頻度 | 月刊 |
| 発売国 | |
| 言語 | 日本語 |
| 出版社 | 白夜書房→コアマガジン |
| 編集人 | 斎藤礼子 |
| 刊行期間 | 1986年 - 2000年 |
『漫画ホットミルク』(まんがホットミルク)は、白夜書房および白夜書房の成人向け書籍全般を扱う部門が独立した系列会社・少年出版社(コアマガジン)より、1986年から2000年まで刊行されていたロリコン系成人向け漫画雑誌。『漫画ブリッコ』の後継誌で、同誌の編集者だった大塚英志の終了宣言で廃刊した内容を引き継ぐ形で創刊された。初代編集長は『漫画ブリッコ』元編集長の斎藤礼子。
創刊当時は前身誌『漫画ブリッコ』の主旨をおおむね引き継いでいたが、若干の変更点も見られた。雑誌の体裁はA5サイズそのままながら平綴じ誌から中綴じ誌になり、巻中や巻末にはショートギャグ漫画を掲載するようになった。ただし、雑誌全体では従来通りロリコン系成人向け漫画作品が中心で、女流漫画家による非少女漫画系作品はブリッコ時代に比べると減少した。
『漫画ブリッコ』時代のカラーは次第に薄まり、1980年代末以降は同人誌出身の田沼雄一郎、新貝田鉄也郎、山文京伝。投稿葉書出身の天竺浪人、りえちゃん14歳、大暮維人。他誌からの移籍組である唯登詩樹、末広雅里などで執筆陣が編成されるようになった。連載作品では、田沼の『少女エゴエゴ魔法屋稼業(プリンセス・オブ・ダークネス)』『SEASON』、新貝田の『調教師びんびん物語』などが人気を集めた。また、増刊として『アリスの城(白夜書房版)』が刊行されていた。
1993年、極道漫画誌『漫画 番外地』の編集権が外注編プロから移動し、成人向け漫画誌『漫画ばんがいち』へリニューアル。書店向けの『ホットミルク』とコンビニ向けの『ばんがいち』の2誌体制となる。『ばんがいち』が新人作家中心の編成になっていく一方で、『ホットミルク』は中堅クラスになった上記の作家たちによる編成が長く続いた。
1990年代中盤になると、A5サイズの成人向け漫画誌が減少したこともあり、売上げ的には単行本依存の傾向が強まっていく。この時期は『アリスの城(コアマガジン版)』『マシュマロくらぶ』『COMICアリスくらぶ』など、ロリコン系成人向け漫画の増刊も断続的に出していた。
末期はB5サイズの平綴じ誌へリニューアル、3号だけ刊行された永山薫や伊藤剛による成人向け漫画レビュー雑誌「コミックジャンキーズ」が居候する状態だったが、間もなく休刊した。
その後『コミックメガキューブ』と題して再出発。誌名は大幅に変わったが、ホットミルク末期の作家陣をほぼそのまま起用している。ただし、一部の作家は新しく創刊された『コミックメガストア』やシュベール出版の『COMIC零式』へ移っていた。『アリスの城』系増刊は『COMICぷちみるく』『コミックアリスコレクション』『COMICアリスしすたぁ』『COMICアリス倶楽部』と名前を変えつつ、1995年から2003年まで刊行された。
さらにその後、『コミックメガプラス』、『コミック0EX』、『コミックメガミルク』と改題を重ねたが、次第に好調だった『コミックメガストア』の二軍誌扱いになっていく。2012年7月発売の『コミックメガミルク Vol.26』をもって再度休刊し、『漫画ホットミルク』系列の雑誌は消滅した。
なお、2007年8月に創刊され現在刊行中の『コミックホットミルク』は、ホットミルクの名を冠してはいるが、『コミックメガストア』系列の編集部が立ち上げた雑誌で、編集者6名がワニマガジンへ移籍し、『COMIC X-EROS』を創刊するまで直接の繋がりはなかった。
読者コーナーを活発に展開させ、そこから誕生した常連投稿者たちを誌上で漫画家デビューさせるという手法をブリッコから継承しつつ、ホットミルクはそれをさらに拡大させた。
読者コーナー『ホットミルクメッセージ』は、同誌の初代編集長である斎藤礼子(O子名義)が長らく担当した。愛読者からの投稿メッセージと葉書イラストで埋め尽くされた同コーナーは最大10ページにも及んだ。また、提示したお題に沿ったイラストを募集する「お題イラスト」の募集など、新たな試みも行われた。常連投稿者からは漫画家の他、イラストレーターの村田蓮爾、小説家の雑破業などがプロになっている。
その後、O子は同誌編集長を引退する際、同コーナーを漫画家の結城らんなに一任した。プロレスやパンク・ロックバンドなどサブカルチャーに深い造詣を持つらんなは、先代のO子に負けず劣らず濃い話題で愛読者たちと交流していた。
雑誌外では愛読者同士が『愛宴』なる集会を催して互いに交流を深め合っていた。規模の大きな回の愛宴では同誌の編集者や漫画家が参加することもあり、『漫画ホットミルク』系列の雑誌消滅後も2014年まで断続的に行われていた。
この雑誌でデビューした作家、活動初期に執筆した経歴のある作家、他誌からの移籍で主力を担っていた作家などを挙げる。