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大貫 詩織(おおぬき しおり、1991年12月12日 - )は、神奈川県横浜市出身の助産師である。シオリーヌの名前でYoutuberとしても活動している。
神奈川県立保健福祉大学看護学科卒業。在学中に看護師・保健師・助産師の免許を取得。卒業後に総合病院の産婦人科病棟で3年間勤務するが、その過程で思春期世代の性教育に興味を持ち、次に勤務した精神科の児童思春期病棟で、思春期保健相談士の資格も取得する。その後、性問題について語り合うサロン、学校やイベントでの講演会、オンラインサロンなど、多方面での性教育活動を行っている。
10代の頃は家庭の関係が良くなく、事あるごとに父親から叱責されていたため、そこから常に「親とは何か」「家族とは何か」を考えるようになり、その延長線上にある「親子に触れられる仕事」として、助産師を目指したという。一方で、母親からは生理用品の使用法や避妊の重要性などをしっかりと教わったことに、今の性教育の原点があるという。また、「日本に根付いたルッキズム」の影響から、摂食障害に苦しんだこともあった。
2020年5月、北海道室蘭市出身の男性看護師との結婚を発表。大貫にとっては2度目の結婚で、夫が「大貫」に改姓した。
産婦人科で勤務して様々な患者と接していた時に、予備知識のないまま妊娠・出産に至る女性に何人も関わり、「必要な性の知識があれば助かったかもしれない」事例がいくつもあった経験から、性教育に興味を持つ。そこで、日本家族計画協会の思春期保健相談士の資格を取得する。大貫は人前で話すことや人に教えることが好きで、高校時代にはお笑い好きで漫才やお笑いコンテストに出たりバンド活動もしたり、大学時代には4年間塾の講師もしていた経歴から、思春期世代に必要な「性の知識」を教育する活動を始めた。インターネットにて思春期保健相談士の資格に言及したことが契機で、中学校での性教育公演が実現し、2017年ごろから、小中学校やフリースクールなどでの性教育授業や講演を始めた。また、「性について気軽に話せる・学べる場が欲しい」という声から、年数回イベントスペースなどで小規模のトークサロンを開催した。クラウドハンティングで集まった資金で、女性が手に取りやすいデザインパッケージのコンドームをジョニーハット(中西ゴムストラテジー)に発注し、通信販売も行っていたが、2019年に「目的を果たした」ために終売。
| シオリーヌ | |||||||
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| 人物 | |||||||
| 生誕 | 大貫詩織 1991年12月12日(29歳) 神奈川県横浜市 | ||||||
| 出身校 | 神奈川県立保健福祉大学看護学科 | ||||||
| 職業 | 助産師、YouTuber | ||||||
| YouTube | |||||||
| チャンネル |
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| 活動期間 | 2018年11月21日 - | ||||||
| 登録者数 | 13.5万人 | ||||||
| 総再生回数 | 23918886回 | ||||||
| 挨拶 | 「『性』の話をもっと気軽に、オープンに」 | ||||||
YouTube Creator Awards
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| チャンネル登録者数、総再生回数は2020年12月6日時点。 | |||||||
性教育講師として活動が増えたものの、学校での講演などでは校長の判断の範囲内なので、「コンドームの使用は性感染症の予防になる」は良いが、「どこで買えるのか」「どうやって使うのか」を言うのは不可など、「学校が性行為を容認していると誤解されるからあまり深く掘り下げないでほしい」と要請されることも多い。「思春期世代が本当必要な情報が伝えられない」と感じた大貫は、10代がYouTubeやTiktokなどの動画コンテンツに数多く触れていることに着目し、『若年層にアピールできる方法』を用いることにして、2019年02月からYoutubeへの動画投稿を始めた。
「日本の性教育が遅れている理由は、『早い時期の性教育が望まない妊娠や中絶を助長してしまう』という考えがある」ことに違和感を感じているから、性教育動画では、「いつかはみんなもセックスの機会があるかもしれないから、そのために必要な情報を包み隠さずに伝える」ことを信念にしている。「大人が具体的なことを何も言わないから、困ったときに相談できない」現状を憂いている。そのうえで、女性が妊娠の機会を迎える前に、必要な知識や選択肢を発信していくことで、それぞれのライフプランを組み上げてもらいたいという。
「シオリーヌ」という名前は、大貫と同世代で運営していたコミュニティで付けられたニックネームである。性問題の話は「真面目」か「下ネタ」のどちらかに傾きやすいため、その中間で、自然体で活動したいために、自分から「シオリーヌ」と名乗っている。
大貫は動画のターゲットを「10代の思春期世代」「リアルに性の知識が必要な20代・30代の妊娠・出産期」「子どもに性教育を行う親や教職」の3つに定めている。自分自身が思春期世代に生き辛さを感じていたことと、大学時代に児童相談所で働いた経験などから、「自分のチャンネルを主に見ている13歳から24歳の世代」に、堅苦しくなく、道徳的でもなく、でもきれいごとではないリアルな『性の知識・情報』を伝えるように心がけている。視聴者の6割が24歳以下であるというYoutubeチャンネルには、中学生や高校生からのコメントが数多く寄せられており、そのコメントを見た大貫は、現実の中高生の間に、性の謎情報や都市伝説が数多く広まっていることに驚いたという。そのため、動画では、「コンドームの正しい着け方」や「避妊に失敗した時の対処法」といった具体的な知識を、なるべくわかりやすい方法で解説している。産婦人科クリニックで撮影した子宮頸がん検診の動画を載せたところ、「怖いと思っていたが、分かりやすい内容だった」との反応があり、「具体的な内容が求められている」手ごたえを感じている。「性教育の拡充では性が乱れる」という主張とは逆に、若年層は性教育には真摯に耳を傾け、学んでくれていると大貫は振り返る。最も関心が高い動画は、「コンドームの使用法」と「月経カップの使用法」だという。
また、視聴のターゲットにしていた中高生の『親世代』からも、「子供に性の問題を伝えられなかったが、動画のおかげで話せるようになった」という反応があった他、大貫のもとにさまざまな「性の悩み」の相談が寄せられるようになったため、Yuotubeのライブ配信やSNSでの相談などで、「困っている人が『病院や支援窓口に相談する勇気を持つ』ことができるような」姿勢を心がけている。
しかし、どんなにyoutubeで性教育動画を配信しても、インターネットを使う手段がない人には届かないもどかしさがあり、やはり「本当に必要な性知識は学校で教えていくべき」だと大貫は語る。性の知識を学んだ若者たちを、大人たちはもっと信じてほしいも言う。
一方で、大貫には、「男性器の画像」が送られてきたり、ライブ配信で不快な内容のコメントも付けられているなどの、「根拠のない個人攻撃」や「性的嫌がらせ」も行われている。これには「オープンな性の発信は『セクハラの容認』ではない」と明言し、不快なコメントを無視せずに、『嫌なものは嫌』と突き放すこともやっている。動画に付けられたハラスメント的なコメントは積極的に削除していて、また、そのような行為に警鐘を鳴らす動画も配信している。こういう行為について、大貫は「日本国内では性の話とエロティックが同じイメージが強く、「性問題の話をする女性を性対象にして良い」と勘違いしている男性が多いからじゃないか」とみている。
2020年6月、「性的満足を目的とした性的なコンテンツの発信」という理由により、Googleから動画チャンネルの収益化が一時停止されてしまう。この処置に批判が相次ぎ、翌日には収益化停止が解除された。原因は日本の「性教育のタブー」にある。
2020年11月には、超党派議員連盟「超党派パパママ議員連盟」の会合で、議員向けに性教育広義を行った動画を配信した。