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| AV女優 | |
|---|---|
| 基本情報 | |
| 職種 | エンターテインメント |
| 業種 | 芸能人 |
| 詳細情報 | |
| 関連職業 | AV男優、AV監督、アダルトモデル |
AV女優(エーブイじょゆう)は、日本のアダルトビデオ(AV。内容はポルノビデオ)に出演する性行為専門の女優である。非アダルト系メディア出演時にはセクシー女優と言い換えられることがある。本項は日本のAVの女優について記述するため、特記無き場合は日本における状況である。
AV女優はビデオカメラの前で演技を要求されることも多いが、映画やドラマの俳優などとは異なり、特別な演技訓練などを必要としない。ただし性的な表現をいかにこなすかについては大切なところであり、作品の出来にとって重要な要素である。
例えば1985年頃人気を博した黒木香はアサヒ芸能のインタビューの中で、「カメラの前で行っていることは、自身にとってはセックスではなくパフォーマンスである」と語ると同時に、「あくまで性表現なのであって、演技ではない」とも語っている。性行為は原則としてコンドームを用いて行い、村西 (2011)によれば、特記無き場合暗黙の了解として性行為は3回までとのことである。なお、かつて多く見られていた疑似本番については後述する。
AV女優はおおよそ「単体」・「企画単体」・「企画」に分類できる。詳しくは後述する。2000年以降、アイドル的な売り方をしている女優が多くなり、AVアイドルと呼ばれることもある。AV女優はその性質上から、基本的に芸名が付与され、本名で活動する事例は極めて少ない。言い換えればほとんどが本名以外の別名を女優名(芸名)にして出演している。また、誕生日や出身地も架空のものである場合が多い。
一説によると、一年間で3000人のAV女優がデビューすると言われており、また現在では(2011年時点)全体で延べ20万人にものぼると言われる。したがって競争も過酷になってきている。
近年の環境の変化として、
があげられる。
AV女優については様々な批判がなされるが、国内外の比較的保守的な人間や、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教徒からは低俗だと批判されることがあり、中国ではイベントを行ったAV女優に卵が投げつけられるような事件が発生した。またAVの流通が禁止されている国もある。敬虔なイスラム教徒が人口の大多数を占めるインドネシアでは、2000年頃から日本のAVが流通し始め、供給が追いつかないほどの人気であるが、その一方でイスラム教徒を中心に批判する声があり、2009年に首都ジャカルタにある映像制作会社が、日本のAV女優を映画の主役に起用しようとしたところ、デモなどの抗議行動が起こって計画が頓挫した。
大半のAV女優はAV事務所(AVプロダクション)に所属しており、マネージメントされる立場にある。一般的にAVメーカー(制作会社)からの出演依頼を取り付け、初めて撮影となり、収入が得られる。新人AV女優は仕事を得るためにマネージャーと共にメーカー回りをして、ようやく仕事(収入)が得られる。このメーカー回りのことを業界用語では「面接回り」と言うが、一般的に言えば「オーディション」である。また、プロダクションはマネージメントだけでなく、撮影現場でのトラブルの解決も重要な仕事の一つである。
マネージメント料は高額で、村西 (2011) は折半としているが、いのうえ (2012) では事務所7、女優3が多く中には折半もみられるとしている。中村 (2012) は折半は良心的な方であり、60 - 70%はプロダクションに流れるとしている。プロダクションから独立して独自にAVメーカーと契約することも可能ではあるが、適切な出演料を提示できなかったり、あるいは逆に買い叩かれてしまうなど困難が多い。ただし企画女優においては長期間成功しているケースもみられる。桃宮ももは事務所の許可を得てフリーとして活動しており、「自分で営業して取った仕事のギャラは100対0で入るが、中々仕事がないのでバイトしている」と語っている。
門倉貴史による「風俗産業で働く女性の時給ランキング(2006年版)」によると、風俗産業の中でもAV女優の時間あたりの給料が最も高い。トップは「単体もの」のAV出演で時給3万1000円〜、「単体もの」で、1回のビデオ出演毎に、80万円〜150万円程度のギャラを受け取ることが出来ると言う。撮影現場で拘束される時間は2日程度になるから、時給に換算すると、1万7000円〜3万1000円程度。ただし、AV業界には、「出れば出るだけ価値が下がる」と言う法則があると言われる。峰なゆか、小室友里も同様の指摘をしている。
「職業としてのAV女優」の著者・中村淳彦によると、志望者数の増加などで競争率が上がっており、供給高状態であるが容姿の採用条件は厳しくなる一方、学歴や教養、資格は全く要らないこと、また健康保険や厚生保険、労災保険などがない個人契約であることなどから、その待遇は悪化傾向であり、企画女優では複数回の本番を行う場合でもプロダクションの取り分を引いた手取りが時給換算で2000円といった例も見られるようになった。
前述の峰によれば、一時期と比べるとAV1作あたりの売上本数が減り、その制作費は下がっており、それに伴い真っ先にAV女優の出演料も低下している。また、進行形で出演料は下がり続けているという。また、AV女優人口が増え1人あたりの仕事量が減ったことも背景として挙げている。中村 (2012) によれば出演料は辛うじて横ばいであるものの、長引く不景気により作品のクオリティや内容の過激さが要求されるため、AV女優の仕事内容も以前より過酷となってきている。年々悪化してきており、バイトしながら続ける者や自主制作する者もいる。ファンクラブの運営からもぎりまで自分でやる女優もいる。
小室は『くだまき八兵衛』の中でAV界の出演料の裏事情を明かしている。小室は現役時代に出演料のうち3分の2が所属事務所の取り分となっていた。前述の通り、AV女優は出演本数を重ねていくごとに出演料が減る。出演料が減額しても女優には毎月同額を支払えるように、事務所は減額分を補填しているのだ。
中村淳彦は著書の中で、以下のように言説している。かつては社会の底辺と言った扱いで、女性にとって最後の手段とも取られていたこのAV女優と言う職業は、近年そのネガティブイメージは薄まってきており、業界も近年は法的に健全化してきている。また、それに伴いAV女優志願者も増え、AV女優の質は概して向上してきている。
それに伴い競争率も高くなり、かつてままみられた精神疾患・人格障害、あるいは幼少期の(性的)虐待経験などを持つAV女優を起用する例は少なくなってきているという。ただし、自身及び家族の生活費、学資等を稼ぐためにAV女優となる者は存在する。
プロダクションはかつてに比べれば健全化し、ギャラなどもある程度は明らかにされるようになってきているが、しかし学歴や教養を求められることはなく、また法的知識も求められることもないため、それを逆手にとってギャラの持ち逃げや、AV女優に偽って劣悪な撮影現場に送り出すなどといった例もある。また過度のSMプレイにより刑事事件となった事案もある。
アダルトビデオに出演契約を意に反して結ばれ、拒否したとされる女性が、契約違反の違約金として2460万円請求された訴訟の判決が2015年9月に確定した。東京地裁によると女性は高校生の時、タレントとしてスカウトされ「営業委託契約」を原告の会社と結んだ。しかし、意に反して露出度の高いグラビア撮影をされ、20歳の時会社が無断でAV出演を決定。出演後、さらに出演契約を結ばされた。それによる精神的なショックもあって女性の体調が悪化。AVの出演を拒否したところ「違約金が1千万円かかる」と言われた。契約解除を会社に告知したところ本件訴訟が提起された。
被告の担当弁護士は「高額の違約金で脅され、AV出演を強要される事例は多い。重大な人権侵害だ」と述べている。また判決で裁判官は「(AV女優は)本人の意に反して強要できない性質の仕事だ」として原告の請求を棄却した。
AV女優はその職業の性質上、おおよそ若く、穢れていない、性交経験が少ない、濡れやすい方が商品価値が高い。このため将来の保証などは無い職業であり、その職業としての寿命は一般にはあまり長くない。またAV女優の方の職業意識にも疑問が呈される向きもある。
人気が落ちると契約更新が行われなくなるか出演依頼が来なくなり引退となるが、そう言ったケースでなくともAV女優契約更改時の待遇悪化(あるいは企画落ち)・身内バレ・目標としていた貯金の達成・撮影が過激になりすぎた、などを理由に引退を選ぶケースも見られる。デビューするときはデビュー作が用意されている女優は多いが、引退作があるのは一部の人気女優だけであり、ほとんどは何の告知もなく姿を消している。専属女優は引退作を撮り終え発売の5カ月ほど前に、それ以外は情報解禁となる2カ月ほど前に引退を発表することが多い。名前を変えて再デビューする事が多々ある。
一方で、AV業界黎明期には一般的なものではなかったインターネットの普及や匿名掲示板の登場と共に、AV女優としての活動が家族や知人に露見するいわゆる「身内バレ」や、インターネット上で本名・通学先・勤務先などといった個人情報やプライバシーが晒され露見したことなどをきっかけに、AV女優が契約期間内であっても活動停止したり、引退に追い込まれるケースが多く見られるようになった。現役大学生がデビュー作の発売直前に通学先を暴露されて発売中止となった事例もある。このようなインターネット上での「暴露」が起きた際に、AV女優本人やAVメーカーがその内容について事実であると認めたことは無いが、実際に数多くのAV女優がこのようなことが起きたのを境に、活動を停止したり引退をしている。
2018年のAV人権倫理機構設立以降、出演作品の削除申請、二次使用料の受け取りが認められている。2019年5月からは、それ以降に発売されたオムニバスや総集編における二次使用料が認められるようになった。
なお、AV女優が所属事務所を変更して活動を再開させる場合、それまで使用していた芸名は使えない(芸名変更)という慣例があるが、例外もある。
引退後はソープランドなどの性風俗産業へと転じていく者も多い。この場合元AV女優と言う肩書きが付加価値として働く。残りは一般人に戻るのであるが、AVメーカーの広報あるいは撮影現場やプロダクションのマネージャーと言った職もあり、名前と経歴を生かしてフリーライターへの転身なども見られる。後述のように知名度を生かして女優やタレントへの転身も少なくない。
1987年から1989年、AV業界では一つのブームが巻き起こる。淫乱ブームである。それまではどちらかと言えば女性は、される側・受け手の側であったものが、自ら積極的に性的快楽を求めるようなAVがブームとなった。藤木 (2009)では、その前段階として1986年頃から起こった、激しいセックスの最中に自らの快楽を笛をプープー吹くことで現すと言う作品「SMっぽいの好き」で著名な黒木香のブームがあったのではないかと主張する。
代表例としては豊丸が挙げられよう。彼女のデビュー作は1989年5月、『吸淫力 - 史上最強のワイセツ』。膣に大根を挿入しアナルセックスまでこなし、自らも感じると言う作品である。豊丸は淫猥な演技で人気を博し、1988年には20本以上のAVに出演する。文献ではその他、淫乱の嚆矢となった咲田葵 『いんらんパフォーマンス GINZAカリカリ娘』(1987年5月)、膣にバイブを7本挿入すると言うプレイを見せた亜利沙、痙攣失神・潮吹きの沖田ゆかりなどが紹介されている。なお潮吹きは1990年代以降、アダルトビデオの一つの要素として確立されている。
もともとは、芸能人やタレントの扱いではなかったが90年代以降、深夜放送のドラマやバラエティ番組に有名AV女優がレギュラーやゲストで出演することも珍しくなくなってきており、以後、AV女優のタレント化・アイドル化が進んでいる。
お色気番組として代表格である『ギルガメッシュないと』や『殿様のフェロモン』などがあり、それらの番組にもAV女優が出演することで知名度を上げていた。一般芸能界で最も成功した例として飯島愛や黒木香が挙げられるが、及川奈央が子供向け特撮番組やNHK大河ドラマに出演するなど大きな活躍を見せ、また2008年以降はAV女優を中心に構成されたユニット恵比寿マスカッツ➝恵比寿★マスカッツ➝恵比寿マスカッツ1.5が人気を得た。また執筆した小説が映画化・漫画化されたほか舞台・映画の主演などを行うみひろ、海賊版の流通をきっかけに香港・中国・台湾で大きな人気となっている蒼井そら、小澤マリアなども活躍している。
近年では、有名芸能人・著名人のAV女優転身が増加しているほか、元AV女優の一般芸能界進出も拡大している。メディアではセクシー女優、モンロー女優と表現される(それ以前の時代はAVギャルと表現されていた)。
2010年代後半からはコンプライアンスの観点から従来型のセクシーさで地上波進出する者は激減したものの、川上奈々美が現役AV女優として一般映画賞を受賞。また明日花キララが「女性が美容整形でなりたい芸能人・有名人顔ランキング」で女性有名人を抑え1位を獲得し、三上悠亜、橋本ありならもSNSを中心にファッションアイコンとして女性から知名度を得ている。
AV女優を対象とした賞イベントを以下にまとめる。また出演した作品が受賞することによりその関連で表彰される、いわゆる作品賞もまとめる。
2014年、タイの数学の教科書の表紙に日本のAV女優を登場させたとして、タイで教科書の回収騒ぎがあった。今回の騒動はタイの複数のネットユーザーから指摘されて発覚したが、そのことから分かるように、タイには日本のAV女優マニアがいる。日本のAVが東南アジアで大人気なことは良く知られているがタイも例外ではく、タイの日刊紙『カーウ・ソット』は、「日本のAV業界は若いタイ人男性の間で非常に人気です」と報道しており、タイでは日本のAV女優は日本では想像できないほど有名で、タイ人女性の間でも名前が知られているほどである。日本のAV女優がタイのイベントに招待されたり、映画などに出演したりすると大きな話題になり、2012年3月にはタイ政界の実力者がソンクラーンの「水かけ祭り」に恵比寿マスカッツを招くと表明し、タイ各紙が大きく報じており、同グループは東南アジアでの人気は絶大だった。
AV女優の中で最もランクが高いと見なされるのはごく一部であり、その女優の持つ外見・魅力・人気・知名度などで十分なヒットを見込める。こう言った女優を単体女優と呼ぶ。特定のメーカーと複数本あるいは長期の契約を持つケースが多く、(メーカー名)専属女優と呼ばれることもある。
また、メーカーとの契約が何らかのかたちで継続されなかった場合、女優は企画単体または企画となり、これを「企画落ち」と言う。専属契約が切れた時点でNGを解禁しないで引退することが多い。
出演料は比較的高く、中村 (2012) によれば、100~250万円(一本)、村西 (2012) によれば50万円からである(ただしいずれもプロダクションに支払われる出演料であり、AV女優の手に渡る金額はこれの数割。また金額は撮影内容と契約により大きく異なるため、あくまで比較のために記すものである)。
メーカーやレーベルの看板となるため大事に扱われ、顔やスタイルを認められたことでもあるため、減額更新してでも専属にこだわる女優もいる。新人で専属女優と企画女優の提示がどちらもあれば、よほどの悪条件でない限り、プロダクション側も専属を進めるという。
なお、ビニ本の世界では1980年頃、「単体モデル」「単品モデル」と言う語が既に使われていた。しかし藤木 (2009) によれば、この場合は、女性が一人で登場し、男性との絡みが無いと言う意味での単体であり、そうでない女優が出演するビニ本は「カラミ本」と呼ぶ。AVの単体とは異なり、いずれの場合にせよ女優は一人である。
後述の企画女優の中でも単体女優並みに人気が出て、出演依頼が集中し多数の作品に全く無制限で出演する場合がある。このような女優を企画単体女優・キカタンと呼ぶ。[誰によって?]1998年-2002年頃にセルビデオのブーム・メーカー急増と時を同じくして登場した。企画単体女優もその女優を主役として商業が成立するのであるが、特定メーカーとの複数本・長期の契約を持つものではなく1本単位の契約であり、2012年現在日本のAV業界ではこの企画単体女優の作品を軸として商品を展開している。AV女優全体の15 - 20%を企画単体女優が占める。また、名の知られている単体女優が枠から外れ移行する場合もある。
代表的な企画単体女優として、長瀬愛、堤さやか、笠木忍、立花里子、紅音ほたる、成瀬心美、つぼみ、さとう遥希、大槻ひびき、波多野結衣、上原亜衣、初美沙希などがいる。出演料は中村 (2012) によれば30 - 80万円(日当)、村西 (2011) によれば10万円(ただしいずれもプロダクションに支払われる出演料であり、AV女優の手に渡る金額はこれの数割)。
単体女優と異なり出演依頼さえあれば制限無く出演できるため、一度火が点くと、爆発的な人気を得、月産20本を越えるなどする場合がある。代表的な例を述べると、朝河蘭が2年で516本(月21本)、桃井望が2年で160本(月6本)、長瀬愛が3年で120本(月3本)、笠木忍が6年で200本(月2.7本)と言った具合である。特に1998年 - 2002年の企画単体登場初期にこの様な過酷な出演が多く見られた。
また専属女優が固定ギャラ支給なのに対し、企画単体女優は1本ずつの出演料を請求するため、広報活動、芸能活動や執筆料も別途請求でき、プロダクションにもよるものの給与体系が単体女優よりも明瞭であることも多い。
企画女優はAV制作側の作品コンセプトに沿ってカメラの前でセックスを行う。多くの女性の中の一人として出演する。パッケージで名前が推されることすら稀で(1人だけの出演でも珍しくない他、最初から芸名自体設定されていないこともある)、女優の質や知名度だけでは客を呼べない状態である(ただし名前が出ないということは親などの知人にAV出演がバレにくいということでもあり、その点から自ら企画女優になる場合もある)。AV女優全体の80 - 90%はこの企画女優である。
出演料は中村 (2012) によれば15 - 25万円(日当)、村西 (2011) によれば5-6万円(ただしいずれもプロダクションに支払われる出演料であり、AV女優の手に渡る金額はこれの数割)。
著名な女優が出ていると作品からリアリティが消えるため、「素人もの」作品では企画女優を起用することが多く、企画女優も「割のいいバイト」感覚でで出演する者が多い。一方で企画単体女優との共演などから火が付き、追い上げるケースもあるという。
2010年代からは派生としてエキストラ女優という分野も生まれた。ドラマの展開上必要な姉妹、母親役やいじめ役、友人役などの役回りを担う女優のこと。由来は台本上に「ex」と記述されることからであり、必ずしもエキストラ俳優と同義ではない。
契約上、男優との絡みはなく、脱ぐシーンも用意されないことが多く、企画女優同様パッケージや販売サイトに名前も表示されない。多くは事務所単位で声がかかるが、一定の演技力が必要不可欠であることから、監督やプロデューサーによっては指名することもあり、朝霧浄作品などでは一般ドラマ作品同様にエンディング後に出演者表記される、真咲南朋作品では指名した場合を「助演女優」と呼ぶなど、いわゆる企画女優と差別化が図られている。
2019年の真咲主催イベントでは星あんず、水城奈緒、涼南佳奈、藤波さとりの4名が代表的助演女優として出演した。
日本にAVが発生したのは1981年、一般家庭にビデオデッキが普及しブームとなるのはおおよそ1982年以降となる。なお当時の人気女優に「ドキュメント ザ・オナニーPART2 女優・田口ゆかり」など約40本の表ビデオと10冊の裏本、その他裏ビデオにも出演し「裏ビデオの女王」と呼ばれた田口ゆかりがいる。
当時はビデ倫のモザイクが非常に濃かったこともあり、モザイクの向こうで本番行為、すなわち陰茎の膣への挿入が行われていないことは半ば当たり前であった。特にルックスの良い、ランクの高い女優にとってこれが当てはまる。東良美季は『別冊宝島211 1億人のAV』で「当時は<本番>と言えば<SM>や<スカトロ>とさほど変わらない、かなりキワモノ的な行為だったのだ」と語っている。
ただし、これには「モデルプロダクション側の意向」もあったとも言われている。プロダクションは女優が人気を博せば、通常の芸能界への売り込みを考えており、そのため質の高い女優には、本番などのプレイを行わせることは良しとしなかったとされる。
また、ある人気AV女優は1986年、男性誌GOROでのインタビューで堂々と、撮影時には(モザイクの向こうでは)前張りを付けている、フェラチオ時には(モザイクの向こうでは)ガムテープで作られた物体を使用している、本番はやりません、などと答えていた。実際は本番をせずに本番をしている様に見せる行為は、疑似本番と呼ばれるようになった。いずれにせよ、本番行為を行うのはワンランク下とされる女優の仕事、という傾向があった。
しかし、疑似本番の全盛にも転機が訪れる。その一つとしてAV監督村西とおるの登場が挙げられる。彼はある時期より作品の中身が性行為・本番行為しか無いと言うビデオを、月産6本と言う勢いで量産する。これは海外ロケのスケジュールの都合上、演出のこだわりや撮り直しが行えなかったと言う事情もあるが、SMドキュメントシリーズなどは大ヒットし、本番ビデオは市民権を得た。
もう一つは1993年以降に発生したセルビデオブーム(と言うよりは、セルビデオと共に登場したビデ倫に捕らわれないシースルービデオ・薄消しの概念の一般化)である。モザイクのかけられる面積は小さくなり、モザイクの一辺も小さくなり(2000年以降には一辺1mm以下などと言う最早丸見えのものもあった。ただし大規模には流通しなかった)、透過性が増した。そのため疑似本番でごまかせず本番を行うようになった。ビデ倫の強かったレンタル業界では疑似本番女優が多くいたが、彼女たちはセルビデオで用いられることはなかった。
なお1998年にはセルビデオ専属女優森下くるみがデビュー。彼女はソフト・オン・デマンドで活躍し、レンタル女優のセル流出を加速させた。
※2021年1月時点(発表済みのリリース予定も含む)、パッケージに「専属」表記があり、各メーカー専属女優の中でも専属状態が1年を超える女優をまとめる。太文字は2社専属、斜体字はメーカーデビュー、「停」はリリース停止中、「復」は専属復帰、「卒」は卒業予定。
| グループ | メーカー | レーベル | 女優(期間) |
|---|---|---|---|
| WILL | S1 | 夢乃あいか(2013年5月-) 奥田咲(2013年8月-) 小島みなみ(2014年3月-) 葵つかさ(2015年6月-) 羽咲みはる(2016年6月-) 三上悠亜(2016年11月-) 架乃ゆら(2017年11月-) 坂道みる(2018年8月-) 夕美しおん(2018年10月-) 星宮一花(2018年10月-) 伊賀まこ(2019年3月-) 鷲尾めい(2019年4月-) ひなたまりん(2019年7月-) 七ツ森りり(2020年8月-) | |
| アイポケ | 多数 | 天海つばさ(2009年10月-) 桃乃木かな(2015年10月-) 相沢みなみ(2016年9月-2019年2月停) 西宮ゆめ(2016年9月-) 桜空もも(2017年5月-) 岬ななみ(2017年11月-) 楓カレン(2018年12月-) 明里つむぎ(2019年5月復-) 加美杏奈(2020年1月-) | |
| MOODYZ | DiVA | つぼみ(2013年9月-) 初川みなみ(2014年3月-) 高橋しょう子(2016年9月-)七沢みあ(2017年11月-) 水卜さくら(2018年2月-) 藍芽みずき(2019年10月-) 中山ふみか(2019年12月-) 八木奈々(2019年12月-) | |
| Madonna | 大島優香(2015年2月-2020年9月停) 友田真希(2016年8月-) 一色桃子(2016年12月-) 水戸かな(2017年11月-) 北条麻妃(2019年4月-) 神宮寺ナオ(2019年6月-) | ||
| ATTACKERS | 多数 | 夏目彩春(2017年1月復-) 明里つむぎ(2018年10月-) 二宮ひかり(2019年6月-) | |
| WANZ | つぼみ(2013年9月-) JULIA(2018年5月-2021年2月停) | ||
| kawaii* | 桜もこ(2018年2月-) 伊藤舞雪(2018年3月-) | ||
| PREMIUM | 山岸逢花(2017年7月-) 竹内有紀(2019年7月-) | ||
| OPPAI | Hitomi(2015年5月-) | ||
| 溜池ゴロー | 川上奈々美(2019年11月-) | ||
| JHV | アリスJAPAN | 川上奈々美(2012年1月-) | |
| MAX-A | Calen | 涼宮琴音(2019年8月-) | |
| SOD | SODcreate | SODstar | 紗倉まな(2012年2月-) 古川いおり(2012年11月-) 市川まさみ(2016年3月-2020年3月停) 戸田真琴(2016年11月-) 小倉由菜(2017年12月-) 本庄鈴(2018年4月-) 唯井まひろ(2018年6月-) 永野いち夏 (2019年12月-) 青空ひかり(2019年10月-) 白川ゆず(2019年12月-) |
| All | FALENO | FALENOstar | 美乃すずめ(2019年11月-) 友田彩也香(2019年12月-) |
| PRESTIGE | PRESTIGE | 多数 | 鈴村あいり(2013年2月-) 愛音まりあ(2017年1月-) 河合あすな(2018年2月-2020年10月停) 野々浦暖(2019年2月-) 涼森れむ(2019年4月-) 斎藤あみり(2019年9月-) 結城るみな(2020年4月-) |
※2021年1月時点、FANZA(旧称:DMM.R18)検索結果を基準とする。太字女優は総作品数・単体作品数ともに歴代10位以内を達成。
| デビュー | 女優名 | 所属事務所 | 女優カテゴリ | 作品数(単体/総) | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1997年 | 風間ゆみ | capsule AGENCY | 熟女系企画単体 | 825/3090 | 現役 |
| 2003年 | 吉沢明歩 | aina group | 引退 | 516/1248 | タレント |
| 2004年 | 川上ゆう | y's promotion | 熟女系企画単体 | 660/2556 | 現役 |
| 2005年 | 村上涼子 | GLANZPRO | 356/1584 | ||
| 翔田千里 | RHYTHM PROMOTION | 437/1736 | |||
| 2006年 | つぼみ | Excelia Promotion | 専属(MOODYZ、WANZ) | 610/1813 | |
| 北条麻妃 | フリー | 専属(Madonna) | 486/1738 | ||
| 2008年 | 澤村レイコ | capsule AGENCY | 熟女系企画単体 | 643/2198 | |
| 波多野結衣 | T-POWERS | 企画単体 | 939/3120 | ||
| 大槻ひびき | 367/2059 | ||||
| 2010年 | 結城みさ | - | 333/1517 | 引退 | |
| 篠田あゆみ | 435/1417 | ||||
| 2012年 | 小早川怜子 | capsule AGENCY | 熟女系企画単体 | 442/1410 | 現役 |
| 現在 |
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|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 過去 |
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DMMアダルトアワード/FANZAアダルトアワード | |||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人賞 |
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| 作品賞 |
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| ズームアップ映画祭 1980–1988 |
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|---|---|
| ピンク大賞 1989–1999 |
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| ピンク大賞 2000–2009 |
|
| ピンク大賞 2010–2019 |
|
| ピンクベストテン 2020- |
|